2月4日(土) 美波町のアオリイカ・根魚釣り

去年の夏は台風が来なかったので

秋からずっと好調を維持していたアオリも

厳寒期を迎えかなり手強くなってきたようだ。

今回はアオリ最終戦?


朝イチでアオリをサクサクっと釣って あとはヒラメやハタなどの根魚を…

目標は アオリ3杯に 魚2匹(ヒラメにハタ?)



この時期 潮が良ければアオリの2kgサイズも当たってくるが

潮が悪いと 船中ボーズなんてこともある ハイリスクハイリターンな釣り。


朝が早いこの船は 夜明け前から竿を出す。



潮は沖へ向けて じわりと流れているようで 下り系 

この時期の下り潮は瀬戸内からの冷たい潮を呼び込むので

釣りにとっては厳しい条件となってしまう。


海水温は13℃台。



海水温の衛星画像を見ると

前々日前日より 今日は海水温が低下しているようで

底潮はおそらくもっと低いのでは。


水深40m〜釣り開始。

反応なし。


だんだんと深場へ



50m   

反応なし。



60m       

反応なし。




70m             

反応なし。





先月は釣れていた80mラインまで来たものの  

生体反応 まるでなし。




今日はアオリ居ないみたいなので根魚狙いしましょうか。


魚狙いの仕掛けに替えるも 全く反応なし。






釣り開始4時間 船中アオリ・魚のアタリすらなし。






魚仕掛けに(10号の太仕掛けなのに) アオリの反応?

グィーンって竿先を引っ張ってる。


掛け針なしでは合わせても掛かるわけない。

水深80mからゆっくり巻き上げ アジを抱かせたまま水面でタモで掬う作戦。

海面までくると抱いていたアジを離すので、

タイミングを見計らって 一発勝負でタモ入れ成功。



ようやく本日船中最初の獲物。

キロサイズのアオリかと思ったのに キスマークだらけのモンゴウイカだった。




その後 また長い沈黙。

あまりに釣れないので みなさんの心も折れかけている。


…ということで

少し早めの出前をみなさんに配達。



気分を入れ替えて 後半戦がんばりましょう。





今日はこのまま 撃沈か…




気が付けば



普段はやらない90m超の深場へ。


低水温を嫌ってアオリは深場にいるのでは?



ほとんどの方がアオリをあきらめ魚狙いをしていたが

なんとなく釣れそうな気がしたので またアオリ狙いの竿を手にしていた。



ん? この感触は!

せーの ドン!

本日初のアオリのアタリは逃さない。

午後になって ようやく船中最初の1杯。



こんな深場にも アオリおるやん。

他の方もアオリ狙いに戻し

ポツポツではあるが 良型が揚がりだした。



午前中の分まで挽回しないと。

潮がよくなったのか 魚のアタリもでてきた。



マトちゃん

潮のよくないときに釣れるイメージがあるんだけど

海の中の様子が変わったことは間違いなさそう。


海水温を見てみると



なんと朝より3.5℃も海水温が高くなっている。

今日の海水温 を見てみると

確かに沿岸部は13℃台だが 少し沖は16℃台になっている。



海亀氏は2m超の超ロングな高級魚 



アナコンダみたいなアカヤガラをキャッチ。


アオリも魚も 居るところには固まっているようで

アタリが集中するが

少し離れると 全くアタリはなくなる。


気が付けば さらに深場に。



ついには水深100m超。


大型アオリは警戒心も強く アタリも繊細。

100m先のアジを抱く一瞬の感触を見逃さず



タモわくサイズの1.5kgがドン!


目指しているのはもう一回り上の2kgサイズ。

一日に1回 あるかないかのモンスターサイズのアタリを逃さないように…


他の方は 合わせ切れをしたり 最初のウィ〜ンでラインを切られたり

強い引きでゲソがちぎれたりと 大物アオリをバラシてしまったようだが


これからの時期 2kgアップのアオリを釣り上げるには…

ラインは細い方がアタリが多いが2号以下では切られる可能性が高い。

水深が深い分 水の抵抗も大きく、ジェット噴射も強烈。

2.5号ラインで狙っているが、それでも雑なやりとりをしていると切られる。

3号以上だとアオリに見切られ アタリも減ってしまう。


柔らかい竿、長い竿を使えば強い引きにも対応できるが、

アタリがとりにくく合わせも効かなくなってしまう。


ドラグを緩めておけば 強い引きにも対応できるが

合わせる時にスプールを強く押さえていてもドラグが滑り合わせが効かなくなる。


ならば どうするか。

合わせる時から 大型を想定して 根掛かりのような大アオリがフッキングしたら

瞬時にクラッチを切って最初のジェット噴射をかわして(魚のように根に潜られることはない)

しばらく走らせてから ドラグを緩め、ゆっくりと時間をかけて取りこむ

ということをあらかじめ想定しておけばよいのでは。


結局 私には一日に1回 あるかないかの大物のアタリはなかった。


最後の流しで



1杯追加して 長い釣りの一日が終了。


夜明け前から 日没まで 10時間お疲れさまでした。



昼まではどうなることかと思ったが

午後から挽回して何とかお土産確保。


船中6人で アオリ 1〜1.5kgサイズ 16杯



2.5号の仕掛けをぶち切っていった2kg級も何杯かいたようで…


お魚 少々



海水温の低下のせいか90m超の深場でしか当たらなかった。


これから更に海水温は低下し、厳しい釣りになりそうだが

上り潮が動いていれば 海水温も上昇し活性も上がるので

良型連発の可能性もあるはず。

2kgアップの大物に出会えるチャンスはまだまだ残されている。



本日の釣果 アオリイカ 胴長〜34cm 5杯 
         モンゴウイカ マトウダイ